■レーシック情報:レーシックの失敗例はクリニック環境が原因ブログ:2019-12-24
僕は、小さい頃、
よく寝ボケて珍事を繰り返したらしい。
らしいというのは、寝ている間は、
全く無意識というか、まさしく夢見心地なので、
僕自身はよくわからない。
その頃のことで、
僕がなぜか覚えているのは、
空を飛ぶ夢を見て「あっ、不時着だ」と思った瞬間、
ベッドから落ちていたり、
「火事だ!」と思ったとたん、おねしょをしたり…
そんな僕であるが、
一度もママからイヤな顔をされたことがない。
それは、もう一人、
家に寝ボケの大御所がいたからである。
そう、寝言の王様、パパが君臨していたのだ。
パパは、新聞記者という仕事がら、
夜討ち朝駆けの生活で、
いつ帰宅して寝ているのかわからないどころか、
夕食など一緒に食べたことがなかった。
たまに10時、学校へ行くときに、
前のばんにはいなかったはずのパパの寝姿を見ると
ほっと安心したものである。
しかしながら、みごとな寝言であった。
九割がた、部下への叱咤激励であり、
寝言とは思えないほど、リアル!
僕は、よく面白がって
「ハイ、ハイ、それで?」とか相づちを打っていた。
そんな毎日の中で、
ある日、パパの究極の寝ボケに遭遇した。
それは、パパと久々に映画を見に行ったときのことであった。
忘れもしない、タイトルは「かぐや姫」。
家族サービスのつもりであろうが、
毎日の疲れからか、
最初からパパは、すでに舟をこいでいた。
映画も後半になって、
かぐや姫を連れに月からの使いの者が
「おともの者が参りました」という名場面…
そこで、
寝ているはずのパパが
「おう、今行く!」と答えたのである。
もちろん、
まわりの客は驚くとともに爆笑の嵐であった。
そのときの僕は…というと、
これがまた、人々に交り大笑いしていた。
川元誠一
川元誠一の情報
http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/browse?type=author&value=%E5%B7%9D%E6%9C%AC%2C+%E8%AA%A0%E4%B8%80
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